「かけがえのない人になる」という段階が、愛にはあるのだと思うのです。 それは相手が同性異性恋愛友情家族に関わらず。 お互いが「かけがえなく」なるまでには、時間をかけた試行錯誤や調整や、信頼の積み重ねが必要となるのだけれど。しかもその途中でフェードアウトしてしまうことがほとんどで。そして、「かけがえのない人」にはなりたいと思ってもなれるものではなく、また、相手をそういう存在だと思い込もうとしても上手くいくわけでもなく。 そこには一種「熟成の期間」というものが必要で…。お互いが溶け合い、離れがたい一体感を醸すほどになった時に、「かけがえがなくなる」んだろうなあ、と思うのです。もちろん熟成に失敗する…