いつも、一緒に遊んでいるぼくとクッキーは大の仲よし。 魚釣りをしたり、一緒にブランコをしたり、絵を描いたり。 毎日、別れる時には、『さよなら、またね』がふたりの合言葉。 ある日、いつものように遊んでいるけど、 クッキーが元気がない。いつもと様子がちがいます。どうしたのかな?と心配になります。 ぼくが『さよならまたね』と言うと、 『さようなら・・・・。』と言ってクッキーは僕の顔も見ずに、 走って帰ってしまいました。 クッキーがなんだか変です。 その日の夕方、クッキーとおかあさんがやってきて、 翌日の朝に引っ越してしまうことを知ります。 ”『なかなか言えなくてごめん。』クッキーがさびしそうに いっ…