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かなまら祭り

(一般)
かなまらまつり

神奈川県川崎市の若宮神社金山神社にて、毎年4月第1日曜日に開催。

金山神社は鍛冶の神様を祀る神社。
江戸時代川崎宿の飯盛女達の願掛けに端を発する「かなまら祭り」。
商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合のご利益があると云われるが、WHOの『世界エイズデー』に呼応し、近年国際的にも有名になった。性の話題を興味本意に取り上げる社会に、かなまら祭りは警鐘を鳴らし続ける。

近年・新かなまら祭り

1960年代(昭和40年代)より性信仰が残る歴史的神社として、海外の民俗学者達より注目され始める。
1977年(昭和52年)若宮神社先代中村博彦宮司は、新たに「かなまら講」を組織する。
それまで氏子衆により細々と歴史行事を行っていたが、江戸時代の祭が新たに再現させた。
これが面掛行列である。
1987年、エリザベス会館ベテラン会員の浅野温子がこの行列に手作り神輿を手に個人参加。
1988年、国内の献血血液の輸血を受けた40代男性のエイズ発症例が報告される。
      WHO(世界保健機構)エイズ僕滅と偏見差別解消の為「世界エイズデー」を提唱。
1989年。中村博彦宮司よりエリザベス母体のアント商事専務・社長と宮司様の協議あり、要請がある。
1989年4月、かなまら祭り
      中村博彦宮司は現代的な解釈としてエイズ除けの祭りとして国際的に発信。
      神社・氏子・かなまら講・エリザベス会館の連携が成立する。
      エリザベス会館の組織参加となる。(初回参加26名)
      この行事に、フランスのカメラマンの取材があり世界発信となり有名になった。
亡くなられた先代宮司の墓は川崎大師にある。その為、かなまら神輿三基は復路(大師壁際)で神輿を押し上げ前代宮司を弔う。

面掛行列では、三基の神輿が巡幸する。「かなまら大神輿」・「かなまら舟神輿」・「エリザベス御輿」である。
東京都内浅草橋にある日本最古のアマチュア女装クラブ・エリザベス会館の「エリザベス御輿」が人気があり特に名物。エリザベス特有の掛け声の「か〜なまら〜、でっかいま〜ら〜」は有名。
本来掛け声(きざみ)は、古く浅草では「わっしょい」、
近代東京流では「そい(素意)や〜、そい(素意)や〜…」、川崎流では 「おいさ〜、おいさ〜」と連続しリズムが早い、金山神社は位置的に、東京と川崎の中間に文化の流れがるので氏子衆がどちらを発するか渡御前に取り決める。
かなまら祭りでは、芯だしが時折節目に「かなまら〜」と声を発し担ぎ手が「でっかいまら」と返すのが古来伝統なのですが、エリザベス神輿はリズムが早く走りやすく為と、歴史ある「かなまら大神輿」と「かなまら舟神輿」ときざみを合わせる為に20年前からのエリザベス伝統として「かなまら!でっかいまら!」連呼となっております。(氏子衆公認)

タイムテーブル

11:00〜11:20…【神輿御霊入れ式】Enclose the Spirit of God

11:45〜12:00…【祭典委員長挨拶・かなまら講々元挨拶・・参加会紹介
        出発木遣り(川崎古式纏保存会・宮司挨拶・道中奉行出発々令】Ceremony

12:00〜13:30…【面掛行列(神輿巡幸)】Masked-Figures(mikosh parade)

13:30〜16:00…【奉納演芸】&【地べた祭り】Dedicatory Performance&Sittinng Banquet


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