古内一枝著 「女王様の夜食カフェ」 『第三話 秋の夜長のトルコライス』より 主人公のシャールが発した「じゃあもう、がんばらなくていいんじゃないかしら」 が、強烈に私の胸に響きました。 この言葉は、物語中で、発達障害かどうかわからない小学1年生の息子を、なんとか皆と同じ学習や生活が送れるようにと必死に頑張って育ててきた母親未央が、これ以上どうしていいかわからないとドラアグクウィーンのシャールに語ったときシャールが返した言葉です。 (以下 P203より抜粋 ) 子供のためによかれと思ったことを、全力でやってきた。 100パーセント、否、それ以上にがんばってきたのに。 「でも、もう、これい以上、どう…