「がんに効く生活」(ダヴィド・S.シュレベール著)p220 ビタミンDは、皮膚が太陽光線にさらされると皮膚細胞により生成される。日照時間の少ない極地に住んでいる人々はビタミンDの生成量が少なく、不足がちである。昔から北国の子供たちが、くる病予防のため毎日スプーン一杯のタラ肝油を飲むよう言われてきたのは、そのためである。最近になって、十分な量のビタミンDを摂取していれば、さまざまな種類のがんになる危険性を著しく減らすことが証明された(2007年に発表されたクレイトン大学の研究によると、25-ヒドロキシビタミンDの状態で一日に1000IU(international unit、国際単位)摂取すれば…