西日本旅客鉄道(JR西日本)が大阪駅〜新潟駅間を東海道本線(米原駅回り)・北陸本線・信越本線経由で運行する夜行急行列車の愛称。
2012年3月17日ダイヤ改正をもって廃止、臨時列車に格下げとなった。
定期列車であった頃は座席車と寝台車があり、寝台はA寝台(プルマン式2段寝台)とB寝台(電車3段式)、座席車は普通車自由席(ボックスシート)と指定席グリーン車がある。グリーン車にはミニロビーが付いている。普通車指定席は無し。
臨時列車化後はA寝台車と普通車自由席がなくなり、B寝台(電車3段式)と指定席グリーン車のみとなる。
京都総合運転所、略号京キト
- 1968年10月1日:ヨン・サン・トオと称されるダイヤ改正に伴い、大阪〜青森間の急行列車の愛称が「日本海」から「きたぐに」に変更される。
- 1972年11月6日:下り「きたぐに」(青森行)において、北陸トンネル内で食堂車を火元とする火災が発生、犠牲者30名を出す(火元はオシ17-2018)。
- 1985年3月14日:「きたぐに」、583系(12両編成)化。「立山」廃止。
- 1986年11月1日:「きたぐに」10両編成となる。
- 1988年3月:「きたぐに」下り(新潟行)、新津〜新潟間が快速列車に。
- 1996年12月: 臨時寝台特急「つるぎ」*1廃止。「きたぐに」は、関西地区と北陸・新潟県を結ぶ唯一の夜行列車となる。
- 2004年10月23日〜2004年11月28日:新潟県中越地震の影響により、列車運休。
- 2007年7月16日〜9月12日:「きたぐに」新潟県中越沖地震の影響により列車運休。
- 2012年3月17日:廃止(臨時列車へ格下げ)。581系・583系を使う定期列車がなくなる。
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※( )内=下り・新潟行のみ停車。
定期列車であった頃は大阪発の新津〜新潟間は快速列車となり、通勤・通学列車の役割も果たしていた。ただし、この区間からでは自由席にしか乗れず、全席禁煙となっていた。臨時列車化後は全区間が急行列車扱いに戻り、亀田駅も通過となる。
*1:大阪〜新潟間、湖西線経由で運転。