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くるみ割り人形

(音楽)
くるみわりにんぎょう

ロシアの作曲家、チャイコフスキーによって1892年に作曲された。『白鳥の湖』(1876年)、『眠りの森の美女』(1889年)とともにチャイコフスキーの三大バレエ音楽と呼ばれている。クリスマスシーズンに必ず上演される演目の1つ。

ストーリーの一例*1

ネタバレ含む。

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クリスマスの夜、市会議長の家ではパーティが開かれていた。議長の娘クララとクララの弟フリッツは名付け親である市会議員のドロッセルマイヤーからおもちゃの兵隊をプレゼントにもらう。10時になりパーティがお開きになってもだだをこねて寝室へ行かない二人にドロッセルマイヤーはくるみ割り人形を与えるが、クララとフリッツは人形を奪い合いとうとう人形は壊れてしまう。クララは人形が可哀相で小さなベッドに寝かせてやり自分も寝室へ行くが、人形が気になるので寝付けない。ベッドを抜け出して人形の様子を見に応接間へ行くと、突然カッコー時計が12時の鐘を打つ。驚いて時計を見るとカッコーの顔がドロッセルマイヤーそっくりになっていて震え上がる。その時、辺りが急に騒がしくなり、ハツカネズミの大群が現れておもちゃの兵隊に襲い掛かる。くるみ割り人形がおもちゃの兵隊を率いて反撃し、ハツカネズミの王様と一騎打ちを始める。クララが、はいていたスリッパをハツカネズミに投げつけると見事に命中し、ネズミの軍勢は退却する。するとくるみ割り人形は美しい王子様の姿に変わり、助けてくれたお礼にクララをお菓子の国に招待するという。クララは喜んで招待に応じて外に出て雪の中を歩いていく。一面の銀世界では雪の王様と女王が「雪のワルツ」を踊って二人を歓迎する。お菓子の国ではいろいろなお菓子の精が「スペインの踊り」「アラビアの踊り」「中国の踊り」「ロシアの踊り」「あし笛の踊り」「花のワルツ」などを見せて歓迎してくれ、最後に金平糖の精と王子によるグラン・パ・ド・ドゥが踊られて幕が降りる。全てはクララがクリスマスの夜に見た夢だったのである。

*1:「版」の違い(元振り付け者が複数存在する)や、各バレエ団の演出の相違により、人物の名前や設定、ストーリーの細部は異なる

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