「きみの色」感想記事の続きと 山田尚子監督の、言語に頼らない演出技法についての記事です。 なにかを作る楽しさ キミちゃんの話 ツッコミどころ 男がいない世界 山田尚子の演出技法 なにかを作る楽しさ 「きみの色」の物語の展開は淡々としていて、倒すべき敵や、物語を盛り上げるための対立がない。 その代わりに日常の細かな描写やキャラクター同士の関係、感情の機微に重きが置かれている。 そして何より、バンドを組み、音楽を作る過程を丁寧に描写していて、キミちゃんの色を音楽にしたい!という目標設定から、歌詞のインスピレーションを学校の授業から受けるというのがよかった。 アイデアというのは、ふとしたことから思い…