今野さんは日本語学が専門ということですが、歴史にも深い造詣がおありということで、歴史を「ことば」すなわち文献や史料で詳細にたどるということをされています。 歴史を簡潔に記載するなら不要なのですが、やはり原資料を基に示すとまた新たな発見ができるかもしれません。 そういった趣旨で前に「ことばでたどる日本の歴史」という本で江戸時代以前の歴史を描いたそうですが、幕末以降となると対象となる文献数が格段に増加します。 室町時代以前は残っている史料数はそれほど大したものではなく、歴史研究者にはだいたいの史料はおなじみという状態になっているのですが、江戸時代以降はまだまだ多くの文献が眠っている可能性もあります…