病的な発想だとは思うのだけれど、いつもどこかで「今日こそ人生最後の日なのかもしれないな」と思って生きている。今日、自分の人生は終わる……そんなことを考え続けて生きてこの歳になってしまった。死ぬ時はどんなことを考えるのだろう。生きている間、脳が働く間はずっと考え続けて書けるなら書き続けたいという思いがある。その昔オードリー・タンが「私の人生には長期計画はなく、ただ今日一日の計画があるだけです」「将来何がどうなるかは私には本当にわからないからです。私がそれまで生きていられるかどうかもわかりません」と語っていたのを読み(『何もない空間が価値を生む』p.185)、同じことを考える人もいるのだなあと思っ…