作家の小川糸さんの暮らし&生き方をエッセイに綴った『これだけで、幸せ』。 食堂かたつむりや、つるかめ助産院、喋々喃々など、どの作品を読んでいても、 丁寧な暮らし、丁寧な食事が小説の中に描かれている。 小川糸さんの実際の暮らしも生き方も、作品そのもの。 少ないもの、好きなものだけを手元に置いて、何年も修理しながら大切に使う。 ”モノに責任を持つ”をモットーに買うときには、相当な覚悟をして購入を決めている。 現代は大量生産&大量消費の世の中で、便利な使い捨て商品もたくさん出ているなか、 いかに効率的に時間を使うかに重きを置いて暮らしています。 それぐらい現代の人間の生活は忙しく、時間に追われる毎日…