はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と百と三十九 「ゴシャッパラヤゲル! ゴシャッパラヤゲル?」 方言。 言語文化の世界における、その多様性の象徴として、燦然と光輝いている。 標準語。 利便性を追求したコミュニティツールの象徴として、ソレなりに輝いてはいる。しかしながら、方言自体がもつ「文化パワー」には、到底敵(カナ)わない。 そう、文化パワー。 文化を伝えるための一つのツールとしての言語なのではなくて、それぞれの地方の人々が、風土が、歴史が、育んできた言語、コトバ。ソレ自体が、文化の塊(カタマリ)なのである。ソレを、ソレがもつパワーを、私は「文化パワー」と呼んでいる。 そんな数多ある…