私は、結局どうやっても「人間が持つ奥底知れない感情」に心惹かれ続ける人間なんだと思う。しかも、その惹かれる感情とは、往々にしてこの世のものとは思えない、ストレートに言えば「常軌を逸した感情」である事も多く、徐々にその様な感情に魅せられる様になった結果の1つが「きたない君がいちばんかわいい」(きたかわ)や「ぜんぶ壊して地獄で愛して」(ぜんこわ)と言った「歪んだ感情や愛が支配する、倒錯や打算、そして破壊願望に満ちた百合マンガを、色々言いつつも結局はこよなく愛する事」だと思う。 これを「歪んだ感情にこそ宿る愛を理解した」と見るか「倒錯した感情の支配から逃れられなくなった」と見るか。はたまたその両方と…