芽吹きから青柳までの早さかな 公園を歩いていると、おや?白いものがたくさん飛んでくる。 柳絮だ。これはヤナギの花のホワタで、近づいてみると今を盛りに枝も真っ白である。 柳絮、と書くと、なんだか中国の古い時代、唐詩や伝奇集を思い出して現実離れした気分になる。 また少し歩くと、地面に虫のようなものが一面に落ちている。足の踏み場もない。一瞬、オッとおもうが、これもヤナギの花が落下したもの。これは春先に木全体が黄色に見えていたものの正体だと思われる。先ほどの柳絮とはだいぶ違う。 ヤナギは種類が多いし皆似ているので、私は、判別して覚えようとは思っていない、だが漢字で書く「柳」はシダレヤナギ、「楊」はカワ…