杉井光の著作。ライトノベル。全4巻
電撃文庫より刊行。イラスト:植田亮 。
「……六月になったら、わたしは消えるから」
転校生にしてピアノの天才少女・真冬はそう言い放った。
彼女は人を寄せつけず、なぜかピアノも弾かずに、空き教室にこもりエレキギターの超速弾きばかりするようになる。
そんな真冬に憤慨する男子が一人。
その教室を大音量でCDを聴くために無断使用していたナオは、真冬の占拠からの奪還を期しベースで真冬を “ぶっとばす” ことをめざす。
民俗音楽研究部なる部活の立ち上げをもくろむ自称革命家の先輩・神楽坂響子と、ナオの幼なじみ・千晶も絡みつつ、ナオと真冬の関係は接近していくが、真冬には隠された秘密があって……。