以前に比べると、本を手放す敷居が下がって来た.一冊よしとすると、それならこれも、これを捨てるならこれもと、どんどん出て来る.鷺沢萠は、一時期は好きで、色々集めたが、心から面白いと思える作品はなかった.なぜ好きになったのかは、今となっては謎.顔に惹かれたのかも知れない.栗本薫も、一時期は好きで、ずいぶんいろいろと買い集めた.夢中になって読んだ本もあったし、SF作家としては小松左京より上ではないかと思った時もあった.まあ本自体が古く、汚れてきたから、限界だろう.「二流の愉しみ」はkindleで買い直した.山本夏彦は、週刊新潮に連載していた写真コラムを再読したいが、kindleでは出ていない.「さよ…