人は自らをどう呼んでもらいたいか、という問題に結構振り回される。 たとえば祖父母の呼び方。 現在一番人気があるのは「じいじ」「ばあば」であろう。 これはなんとなく意味が分かりつつ、語感が良いため呼ばれても嫌な気分になりにくい、ということであろう。こういうものは時代によって変わるものだろうが。 だが、「わしのことは”じいじ”と孫に呼ばせてくれ」という場面を想像するに、個人的にはとても嫌な気分がする。 これは「自らのことを敬え」ということと地続きだからだ。 いや、呼び方位で敬う敬わないなんて大げさな。 そう思う方もいらっしゃるだろう。 であれば、好きにされればよい。とにかくプライベートな世界の話だ…