評価 ☆☆(最高評価は☆5つ) ※以下は作品のネタバレを含むので、注意してください。
モンテカルロ・バレエ団の「じゃじゃ馬馴らし」を観に東京文化会館まで行ってきました。延々と続くコロナ禍、バレエを見るのは昨年10月のモーリス・ベジャール・バレエの「バレエ・フォー・ライフ」以来、約1年ぶりです。モンテカルロの「じゃじゃ馬馴らし」自体も2020年に予定されていて中止になった企画だそうです。 さすがおしゃれなモンテカルロ・バレエ団。振り付けもセットも衣装もすべておしゃれです。ダンサーのレベルも高く、小池ミモザちゃんも観れたし、とっても素晴らしい舞台でした。 この記事は、モンテカルロ・バレエ団の「じゃじゃ馬馴らし」を観たぽん太の個人的な感想です。 シェイクスピアの原作は女性虐待? 映画…
【ロミオとジュリエットの本当の楽しみ方】翻訳家・河合祥一郎による解説! www.youtube.com 「シェイクスピアの楽しみ方」講師:河合祥一郎 進行:田島亮という感じで、勉強になるしすごく楽しい。シリーズ化してほしいです。ぜひ「じゃじゃ馬馴らし」とかもね。 私も映画でいちばん好きなのはバス・ラーマン監督のディカプリオとクレア・デインズの『ロミオ&ジュリエット』。映像が美しくてレオさまが美しくて全てが美しかった。 舞台だと蜷川さん演出・藤原竜也くんと鈴木杏ちゃんのロミジュリ(竜也ロミオと髙橋洋くんのホレイシオが大好き。演出と美術もとても好きでした。)、最近だとマームとジプシーの『ロミオとジ…
この世はすべて冗談!人生を笑い飛ばすヴェルディ最晩年の傑作喜劇 【主催者言】 オペラの巨人ヴェルディがシェイクスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』『ヘンリー四世』をもとに、人生最後に手がけた喜劇『ファルスタッフ』。強欲ながら愛すべき老騎士ファルスタッフを中心に、快活で機知あふれる女性陣や若いカップルらが繰り広げる、無類の楽しさと人生哲学にあふれた傑作です。音楽的にも先進的で、第1幕の九重唱やソリスト10人と合唱によるフィナーレのフーガなど、緻密な技法で練り上げられた、わくわくするような音楽がいっぱいです。特にファルスタッフが口火を切るフィナーレの大フーガ「この世はすべて冗談だ」は、ガラコンサ…
2022年(含21年12月)に見た舞踊公演及び、印象的な振付家・ダンサーを列挙する。 ■ 12月(21年) ・Kバレエカンパニー『くるみ割り人形』 ・「DaBY パフォーミングアーツコレクション」岡田利規、酒井はな、中村恩恵、柿崎麻莉子 ・勅使川原三郎『ガドルフのユリ』 ・スターダンサーズ・バレエ団公演『ドラゴンクエスト』 ・新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』 ・井上バレエ団『くるみ割り人形』齊藤絵里香、浅田良和 ・さいたまゴールドシアター『水の駅』太田省吾 ・WWFes「らへんの地図」「見えない都市」山崎広太、小暮香帆、Aokid、八木光太郎 ・Noism0/Noism1『境界』 ・バレエ…
きょう11月26日は、市川猿之助(いちかわ えんのすけ)さんの誕生日です。1975年生まれの47歳になりました。おめでとうございます。東京都出身。四代目市川段四郎の長男。父親の兄は三代目市川猿之助で、その息子・香川照之とは従兄弟の関係。本名は喜熨斗孝彦(きのし たかひこ)、屋号は澤瀉屋(おもだかや)。1983年、二代目市川亀治郎を襲名。1998年、慶應義塾大学文学部国文学専攻卒業。ケイファクトリー所属。2012年6月、四代目市川猿之助を襲名。 2007年、大河ドラマ「風林火山」(NHK)で武田晴信に扮してテレビドラマデビュー。 市川猿之助さんの映画最近作は、 2014.06.21『超高速!参勤…
こんばんは、茅野です。 先週というべきか今週というべきか、軽井沢に旅に出ておりました。冬の軽井沢、めちゃくちゃ寒かったです。既にスキー場は開いておりました。しかし紅葉が美しく、趣味の一つであるトレッキングを敢行し、楽しい日々を過ごすことができました。 旅日記も書けたら良いなと思います。 土曜日の昼に新幹線で上野まで戻り、その足で向かいましたのはモンテカルロ・バレエ『じゃじゃ馬馴らし』。振付のジャン=クリストフ・マイヨー氏がプレトークを行うということもあり、11月12日ソワレの回です。 好きな演目の一つですので、楽しみにしておりました。生で観ることができて大変良かったです。 今回は、こちらの感想…
5-4)観察瞑想と雑念 5-4-2)マインドワンダリング私達は、覚醒時に目の前の課題とは関係のない、心の中に渦巻く様々な感覚・感情・思考・記憶・欲求・問題・課題などが、常に絶え間無く意識に向けて自由に湧き起こっています。それらに注意を奪われる現象を「マインドワンダリング」といいます。その中身を一括して雑念という。マインドワンダリングには、具体的には過去のことを思い出す、将来の出来事を想像する、あるいは昼ご飯のメニューやどの店に行くかなど今現在や近未来の関心事といったことが含まれます。つまり一言で言えは、マインドワンダリングは雑念に気を取られることですね。一般に人は一日のうちの大半(47%の)の…
佐々木雄太郎演出、言葉のアリア『間違いの喜劇』を見てきた。1時間45分くらいのコンパクトな上演である。両脇にドアがあるセットで、このドアの使い方がちょっと特徴的だ。取り違えによってアンティフォラスとドローミオが家から閉め出される場面では舞台を2分割し、左側が家の中、右側が家の外というふうにしている。 わりと不気味で不条理な感じにもなりがちな『間違いの喜劇』にしては、中盤まではストレートなドタバタ喜劇、最後はきちんと家族の情愛を強調して綺麗に落とすという感じで、言葉のアリアらしく比較的やわらかめの演出である。アンティフォラス兄弟が両方とも女優(兄が木内海美、弟が鈴原紗央)になっており、これは粗暴…
このエントリは、2020年12月にアップしたものの再掲である。 ----------------- 前回述べたように、英国の各地域(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)で、新型コロナワクチンの接種が開始された。 今回は、開始初日の、イングランドNHS(National Health Service)の告知や接種報告のツイートを見ていこう。 We are beyond excited for the historic #CovidVaccine to be rolled out across the country from tomorrow.We'll be vaccin…
シェイクスピア『ヴェローナの二紳士』、『じゃじゃ馬馴らし』、『十二夜』、筒井康隆『文学部唯野教授・最終講義ーー誰にもわかるハイデガー』、Fredric Jameson, Raymond Chandler: The Detections of Totalityを読了。あとはスラヴォイ・ジジェク『ポストモダンの共産主義ーーはじめは悲劇として、二度目は笑劇として』を100ページほど読んで、やめる。春休みなのに、休んでいない日々。Happy Days. 花粉症激化あるいは激化花粉症……。