静寂はたましいの栄養だ そんな言葉が頭をよぎる。たとえば山の夜、雪が音を吸い取ってしんしんとした夜なんかに ある種の静けさと対峙するにはパワーがいる。裸の自分と向き合うのだから。それはたましいにとって、とても大事なことだ。この静寂と真摯に向き合い続けるばななさんに、幾度も力をもらってきた。25年前、この一行に含まれる静けさと出会ってから、ずっと。この一行が含む音は、森の奥にそっと在る湖のように、いつも私のなかにある。 小沢征良 2023.4.10-16 月曜日 春の光をわたしもこどもたちも等しくみな浴びた。 春の光にはなにか生きることの祝福のような響きを感じる。 火曜日 こども哲学を開催した。…