数日前、ギリシャの作家 Nikos Kazantzakis(1883 – 1957) の "Zorba the Greek"(1946, 英訳1952)をやっと読了。が、家内外の清掃その他、なにかと雑用に追われ、レビューをでっち上げる時間がなかなか取れなかった。 本書はギリシャの映画監督マイケル・カコヤニコスによって映画化(1964)。邦題は『その男ゾルバ』で、ゾルバを演じたのはフェリーニ監督の『道』でおなじみの名優アンソニー・クイン。未見だが、風貌的にもキャラ的にもさぞ適役だったものと思われる。さてレビューもどき、いったいどうなりますやら。 [☆☆☆★★★] 牽強付会の暴論だが、これはギリシ…