前回の語呂つながりで、今回はさらっと、『ぞろぞろ』というお噺をご紹介。 ぞろぞろというと、百足ムカデあたりが地面を這い回っている様子などを思い浮かべたりしますが、このネタの"ぞろぞろ"とはいったいなんのことなのか。 気になった方はこぞって、ぞろぞろっとご一読を。 ◾️ あらすじ 参詣者の少ないお稲荷さんの近くにある茶店。 老夫婦が営んでいるが、人が来ないからもちろん儲かっているはずもない。 軒先につるしてある売れ残りの一足のワラジが、寂しく風に揺れているというありさまだ。 「こんなにさびれたら、ここもおしまいだ」 その日もどんよりと曇って、いまにも泣き出しそうな空を見上げながら、店のじいさんが…