百合若大臣/たかしよいち・文 太田大八・絵/ポプラ社/2004年 ”百合若大臣”は、幸若舞(鼓みににあわせた謡ったり舞ったりするもの)、説教節の一つとして語られていたが、その後歌舞伎や浄瑠璃にもうけつがれ広く親しまれるようになったといいます。 十七歳ではやくも右大臣になり、大納言のあきよりの姫ぎみを北の方としてめとり、百合若大臣とよばれていた若者。 蒙古襲来のとき、天照大神のお告げで、大将になった百合若大臣が、軍勢をひきいていくと、蒙古の軍勢は、さっさとひきあげていきます。 国司に任命された百合若は、後顧の憂いをなくそうと、船をしたがえて攻めに出ます。霧の妖術をつかう蒙古軍を、神に祈り、打ち破…