三田村信行さんの書いた救いようのない物語が5つまとめられています。 ①ゆめであいましょう ミキオが赤ちゃんだったころの自分を見ている所からスタート。ミキオは夢を見ていて「自分」とあっていたと思い込んでいる様子でしたが、実際にはもう一人の「ミキオ」が見ていた夢が「自分」なのかも?という不安が襲います。最後はミキオが真っ暗な空間に落ちてしまいます。救いようが無い。 ②どこへもゆけない道 「タカシ」がふと「どうしていつもおんなじ道ばっかりで通っているんだろう」と思ったことから悲劇がはじまります。 自宅に到着すると大きなクラゲのような形をした薄灰色の何かが二ついて、タカシは驚いて家を飛び出します。 そ…