アトリエ併用自宅建築工事の現場監督を7カ月間やったが、見積・工事準備期間も含めると10カ月間かかった。その間はアクシデントの連続、特に大変だったのは工事監督業務に追われ、通常設計業務に影響が出たことだろう。通常業務の合間に監督業務兼務して・・と思ったが、この建築はそんなに甘くなかった。彼は現場監督経験が1度しかなく経験不足であり、施主・設計者・工事施工者のすべてを一人で兼ねるというストレスもあった。建築は決断の連続。その決断の時、邪念が入り客観的な判断を鈍らせ余計な時間がかかることもあった。幸いなことに当時急ぎのプロジェクはなく、設計の遅れなどでクライアントに迷惑をかけることは無かった。しかし…