人には望みというものがあるわけですが、その望みが望みであるのは、その望みが叶えられずにずっとそこにあるからです。その望みが叶ってしまえば、それは望みではなく実現したものであって、もはや望みではないわけです。 その望みは、明確であればあるほど、長い間その望みは望みとしてずっと叶えられないままそこにあるわけです。 望みはすぐに叶えられたなら、それはすぐに望みではなくなるわけですが、もしかしたら、あまりにすぐに叶えられたがゆえに、実はそれを望みとは認識していなかったかもしれません。 望みは、望みとして輪郭が出来て明確になるまで、しばらくは望みとして認識されないものかもしれません。 ある程度それが叶え…