小川糸さんの『つるかめ助産院』は、ドラマで見たのが最初。 そのころは結婚もしていなかったし、子どもを産むなんて想像もしていなかった頃。 ゆったりとした時間が流れる離島にある助産院で、 たくさんの妊婦さんがそれぞれのお産を迎える。 そこで働くスタッフも、みんなとても明るくて、パワフルだけれど、 人それぞれに光が大きい分、影もあり、いろんな過去を抱えながら、 自分と向き合って生きていくお話。 出産をしてみて、改めて原作を読んでみると、より感情移入して読めました。 心拍が確認できるまでの時間。本当に赤ちゃんがお腹にいるのかな? いると言われれば、いるような気がするし、不思議な時間。 そうこうしている…