A. どのぐらいの効果というのかによりますが、眉や頬、口角も、やや高めに持ち上がることによって、ひびきの違いを感じる人もいます。個人差が大きく、何を持って共鳴効果というのかによって違うと思います、ただ、動かないよりは、表情は柔らかく動いた方が、発声にも共鳴にもよいということです。
A.私は確かに、こういう表現を使うことがあります。これまでの歌声でよければ、それでいいわけですから、そうでない人に対して、ゼロから作っていく、というか声を鍛えて変えていくのです。ビフォーアフターで、どのぐらい違うか、人によっては、大きく変わることもあるわけです。一声でプロと思われるような声は、少なくとも、普通の人が普通に使っている声ではないと考えるとそうなります。
A.指示というのは、何をどのぐらいやれということだと思います。そうではなく、そのメニュが一体、何を求めていて、どういう結果のための、どういうプロセスにあるのかを理解するように努めてください。
A. それはトレーニングをやっていく中で、自分の中で選択できるようにしていけばいいと思います。自分自身に最も合ったトレーニングメニュというの、自分自身で作っていくと思ってください。そのためにいろんなものをやってみては、自分なりにチェックしたり、その効果を確認していくのです。最終的にはほんとうにわずかないくつかのトレーニングだけでよいと思います。
A. これは人によっても歌によっても異なるし、置かれた状況によっても若干変わると思います。ただ、歌をコントロールするには、結構大きな声と自分が思うところの70%くらいが、マックスではないでしょうか。マイクがありますから、どんな小さく歌っても伝わると思いますが、音色やメリハリといった表現、言葉のニュアンスなどを、踏まえてみると、できるだけ声の大きさも幅があった方がよいわけです。同じ声量で歌うと単調になるということだけ覚えておくとよいでしょう。
A. これも目的やプロセスによって、あるいは個人の努力によって大きく違います。ただ、100%を持続することはできませんので、70%位をコンスタントに出しているのを普通の状態とすればよいでしょう。余力は3割ぐらい保持するわけです。もちろん、100%出すことがあってもよいのですが、その後に休息が必要となるので、全体的な効率が下がる時もあります。
A.どのぐらいの大きさを求められているのかにもよりますが、大きな声というのが、ヴォリュームでなく、もっと力強くとか、響くようにというような意味のことも多いはずです。大きな声を出してる以上に、大きな声でいうのは出ないわけですから、表現の効果を考えてみてください。
A. 2リットルのペットボトルを想像してください。肺活量は人によって個人差がありますが、大体、そのぐらいから、その2〜3本分です。もちろん、自然に呼吸しているときは、それを目一杯、使うわけではありません。吐いた分、吸い込んでいるだけです。それは生まれてから、死ぬまで続くわけです。500ミリリットルくらいを呼吸しているとして、1分間に、5、6回位、それでも、1日になると、1万リットル近くなります。2リットルボトルで、5000本です。