少女漫画家。1964年9月11日生まれ。
1982年「LaLa」(白泉社)8月号に発表した『聖一郎・愛・哀・eye』でデビュー。以後、「LaLa」や、その増刊枠で活躍し続ける。
代表作は「小山荘のきらわれ者」、「ハッスルで行こう」、「ビーナスは片想い」、「ZIG☆ZAG」。
神戸を舞台にして描いた作品が多い、でこの世代というと他に西村しのぶがいるが、なかじの方がやや乙女ちっく。
ZIG★ZAG 第2巻 (花とゆめCOMICS)
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 私的評価:★★☆(5点) 蛇足度:★★★☆(7点) 理由:中盤、理由もなく告白をしないだけの期間が続く。当て馬の心変わりも謎。 春☆憧れの一人暮らしをスタートさせた紗菜(すずな)。素敵な出会いを期待したものの、隣人は口の悪い同級生・英知(えいち)だった。ところが、英知の友人・深見に紗菜は…!!(1巻あらすじ) 140字総評 大学の4年間を現実の5年かけて描いた作品。序盤の男2女1の三角関係が特殊で、その後に変わった方向から仲を深める様子が出色。ただし中盤はヒロインを両想いにさせない謎の力が働き、1年以上の現状維持優先。ヒロ…
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 第12巻評価:★★☆(5点) 総合評価:★★☆(5点) ようやく結ばれた紗菜と英知!幸せいっぱいの紗菜だが、近頃元気の無い陽奈子の事が気がかりで…。卒業間近で揺れ動く、それぞれの想いは――由樹&洵(まこと)の恋の行方を追った特別編も併録! 簡潔完結感想文 恋愛の揉め事は割愛するから、すれ違いも お別れ危機も すぐに解決しちゃう。 モラトリアム漫画はモラトリアムのまま終わる。ラストシーンも微妙な選択。 残された最後の「片想い」が成就して真のハッピーエンドに。内容は既視感。 平和ではあるが、平凡でもある 最終12巻。中高生読者…
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 第11巻評価:★★☆(5点) 総合評価:★★☆(5点) 紗菜に告白し、気持ちにキリをつけた由樹。紗菜はその後も今まで通りに接してくれる由樹に感謝している。そんなある日、将来の進路を決めかねていた紗菜に短期の保育士見習いのバイトが…。英知の応援で、夢に一歩踏み出す紗菜は…!? 簡潔完結感想文 失恋した男性ではなく女性たちが泣く。悲劇のヒロインの自己陶酔が苦手かな…。 4年生の夏休みに就活を考える世間知らずヒロイン。不変のイケメンにイジられる役。 保育園での体験で初めて努力と成長を感じ、その達成感が なぜか関係性を進ませる。 …
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 第10巻評価:★★☆(5点) 総合評価:★★☆(5点) いまや自他ともに認めるラブ×2カップルの英知と紗菜★ だが紗菜に惹かれている由樹の気持ちは複雑…。そんな由樹に片想いの洵。そんな4人で遊園地に行く事になり――!? 新展開!めろきゅんスクエアラブの行方は!? 簡潔完結感想文 誕生回も家でキスして終了。恋愛は鈍感なのに性欲の匂いには敏感なヒロイン。 鈍感ヒロインの自己満足ダブルデート。片想いが主役なので、今はヒロインも脇役。 当て馬の長すぎる片想いの終わりは両想いの前触れ。大学生活も作品も最後の1年に。 完全に主役が交代…
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 第09巻評価:★★(4点) 総合評価:★★☆(5点) 英知と紗菜も今はラブラブカップルに。しかし、紗菜に惹かれていた由樹は複雑…。由樹の気持ちを知る英知、まったく気づいていない紗菜、微妙な三角関係は続く。そんなある日、紗菜は寝ている由樹に駆け寄ろうとして転び、偶然キスしてしまった!? 簡潔完結感想文 おとぎ話のような平和な交際だから違う男性との「事故チュー」だって大事件。 男に背中を押されないと勇気の出ないモテモテヒロイン。努力や成長 一切なし。 失恋後の受け皿 または つがい が用意されて、作中最後の片想いの準備が整う。…
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 第08巻評価:★★☆(5点) 総合評価:★★☆(5点) 英知の弟・知巳に頼まれて、ヘアコンテストのモデルを引き受けた紗菜。知巳は見事特別賞に!そんなある日、英知のママに自宅に招待された紗菜は…!? 一方由樹にも新たな出会いの予感が…!? 深見&穂花編にも注目だよ!! 簡潔完結感想文 勉強している様子のない大学生よりも、専門学生の方が漫画のネタが豊富。 ようやく交際したから2年半以上を経て英知の親が初登場。そして ご挨拶に。 近々予想される由樹の失恋の慰め役が先に登場。変なヤツは 好きってことさ。 交際によって同じことのルー…
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 第07巻評価:★★☆(5点) 総合評価:★★☆(5点) 2度のキスは交わしても告白はまだで、なかなか恋人同士になれない紗菜と英知。天然で誰にでも屈託無く接する紗菜の周りには、隣室の由樹、幼なじみの秀一などライバルがいっぱい。ますます大混戦の恋に、英知は思わず「誰を選ぶのも紗ちゃんの自由だ!」と叫んでしまい…!? 簡潔完結感想文 紗菜の幼なじみの男性が登場して関係性が大きく変化。由樹を無視した意外な展開。 これまで出来なかった告白が、出来るようになった変化が分からず戸惑いが大きい。 両想いになっても すぐに三角関係が終わる訳…
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 第06巻評価:★★(4点) 総合評価:★★☆(5点) お互いが気になりながらも、告白はまだの紗菜と英知。そんなある日、お花見で水に落ちた紗菜に、由樹が自分の服を脱いで紗菜に貸していた。そんな由樹の紗菜に対する気持ちに気づいてしまった英知は…!? 簡潔完結感想文 いよいよ一般的な男2女1の三角関係になるが、感情の変遷と理由が分からない。 大学生活は暇なので、物語に動きを出すために登場人物の親族を総動員する。 男が弱った時を見定めて、抱きしめ甘えさせるヒロインの必殺テクニック炸裂。 少女漫画と白泉社の王道パターンへと劣化してい…
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 第05巻評価:★★☆(5点) 総合評価:★★☆(5点) クリスマス・キス以来お互いが気になる紗菜と英知。一方、英知ラブの由樹にも微妙な変化が…。そんなある日、「パンダが見たい」という紗菜を動物園に誘った英知は!? 簡潔完結感想文 ヒロインに得のない三角関係から得のある三角関係への移行期間で何も起きない。 冬の恋愛イベント・クリスマスもバレンタインも現状維持が最優先という虚無。 パンダを見たい彼女のために動物園に、イルカを見せたい彼のために水族館に。 2年生の間は何も起こさない という鉄の意思を感じる 5巻。何度も抱きついた…
なかじ 有紀(なかじ ゆき) ビーナスは片想い(ビーナスはかたおもい) 第04巻評価:★★☆(5点) 総合評価:★★☆(5点) 紗菜と英知の住むアパートの新隣人は、ギリシア人とのハーフで性格以外は極上(!?)の1年生・池内由樹。英知に惚れたらしく、何かと紗菜につっかかるが…。一方、考古学者を夢見る英知が紗菜の故郷・岡山で出会ったものは…!? 簡潔完結感想文 同性を好きになった男性が心を許すのは異性を感じさせない自然体の女性。 2週間の共同生活で距離を縮めたいのに部外者ヒロインが やっぱり邪魔をする。 もう2人が両想いにならない理由は無いのに動かず、虚無への入り口に到達。 すぐに好きという女性は…