お手伝いしているクラウドファンディングのゲストに、リヴオン代表・尾角光美さんをお招きしたので、事前に著書を読み返した。 尾角さん……いつもはてるみんと呼んでいる……の言葉、ひと言ひと言がそっと置かれた手のように温かい。 死別、離別、いろんな別れ、いろんな喪失。 (よく観たら離別って、離れる・別れるなんだな) 人が亡くなった話、痛みの話がたくさん出てくるけれど、安心する、落ち着く、温まる。同じ状況ではなかったけれど、わかる、この感情、この状態、と思いながら読み進める。グリーフという言葉の定義を言えなくても、「なくしたものとつながる」という言葉がするりと入ってくる。唱えているうちに、手がかりになっ…