人はなぜ生きていなきゃならないのか。自分が生きていることが良いことなのか。 意識しだしたのは、中2の頃だったと思う。そして今に至るまで答えは見つからないし、これからも見つかりそうにない。 ただ、うつの最悪期から回復してきて、少なくとも、自分が生きていることは良くないことではないと考えるようになった。 生きてきた中で、善人の顔をして他人を平気で貶める者をたくさん見てきた。彼らに比べれば自分は少しはまともな人間だと思えたから。自分が生きていることで周りの人たちを苦しめることはないと思えたから。 問いの前段、「なぜ」なのかは、文明が生まれた頃から常に誰かが思い続けていたことだ。古今東西の哲学者を差し…