チャットを使い、ある共通の世界観・舞台設定のなかで、自分の作成したキャラクターを使い、互いのやり取り(このやり取りを「ロール」と呼ぶ)から一つのドラマを作るもの。
略して「なりチャ」「なり茶」とも言われる。
PBC(Play by Chat)との明確な差は不明。一般的には同じ物と認識される場合が多いようである。
なりきりチャットの世界は、大別して二つある。
一つは、既存作品(漫画、小説など)を借用したもの。
もう一つはそのサイトマスター(=ゲームマスター。略称GM)が主催するオリジナルの世界観に基づいた、オリジナルのもの。
更に、参加指定年齢からなりきりチャットを細分化すると、大まかには性的描写を許す成人指定のものと、性的描写の規制が厳しい一般向けのものがある。
なにゆえにか女子系同人文化の影が濃い世界にも思われる。
このゲームに参加するならば、凝り性・ハマり症の方は良く注意されたい。
何故なら、なりきりチャットにおいて、貴方は、貴方の登録したキャラクターに、他のキャラクターとセッションを重ねるたびに新たな魅力を発見してしまう。
更に、このゲームは基本的に互いの気遣いとアドリブで展開を作るため、自分のアクションの意図を相手が上手く汲んでくれ、ぴったりと息の合う展開がもたらされた瞬間の恍惚感たるや、私感ながらテレビゲームの比ではない。
これこそ、なりきりチャット中毒の根源である。
なお、このゲームは互いのコミュニケーションが紳士的であることを求めますので、参加者にも相応の常識が求められることに留意いただきたい。