甲辰年廿四日。気温摂氏4.6/18.1度。晴。 武田砂鉄『なんかいやな感じ』(講談社)読む。武田砂鉄といふとTBSラヂオ(金)の夜の番組での軽妙かつ巧妙、緩いやうで突っ込まれたら十分に反論できる理論武装されたトークが見事で書き物も『女性自身』の連載などとても面白い。この『なんかいやな感じ』も評判で楽しみに読んだが一言でいへば「なんかいやな感じ」そのもの(笑)。なんでこんなことにコダワルのだらう、といやな感じ。そこが狙ひなのかもしれないが、いやな感じ。これが好きな読者には「たまらない」だらう。アタシはツボにハマらず。もと/\は文芸誌『群像』の連載で同誌で橋本治の絶筆「「近未来」としての平成」(2…