今年最後の読書は、東畑開人さんの「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない」(新潮社)で終わった。 公認心理師である東畑さんが、個人化した社会で幸せに生きるためのこころのありかたを物語を使ってわかりやすく書いてくれたとても有意義な本だった。 有意義でありながら、私がとっても惹かれたのが、あとがきにあった「心は一瞬で変化するときは危うくて、かけた時間の分だけ変化するのがいい。」という言葉だった。 (東畑さん、伝えたかった本文でないところに惹かれてすみません。私のフックにその一文がしっかり引っかかったんです。) 自分の体験とこの言葉が重なってとっても「心」に響いた一言だった。 私自身、これま…