4月某日。 私は今、再び「ウトナイ湖」に来ています。 勿論シマエナガも見るためですが、春の渡り鳥「雁(がん)」を見るためです。 マガンのねぐら入りをひとめ見たい ある日、FMラジオ(AIR-Gという、東京FM系の地方ラジオ)を聞いていたら、「ウトナイ湖は今、春の渡り鳥で賑わっている」という話題をしていました。 毎年春先、本州からロシアを目指す渡り鳥達が、一時羽を休める場所が「ウトナイ湖」。 数万羽の白鳥やマガンの群れで湖は埋め尽くされ、それらが一斉に飛び立つ姿は圧巻・・。 等という話題だったのですが、夕暮れは、ねぐらに帰るマガンが群れを成し、次々湖に着水するとか、早朝は、夜明けとともに数万羽が…