2026/03/14 『ねじめ正一詩集 (現代詩文庫90)』(ねじめ正一:著/思潮社)を読んだ。 思潮社が刊行する「現代詩文庫」のⅠ期戦後詩人篇第90巻である。本の裏表紙に谷川俊太郎氏の評があるのでそれを引く。 ねじめ正一の詩を読んでいると、ときどきテレビゲームをしているような気分に襲われる。キャラクターの気ぜわしい動きからの連想もあるだろうが、それよりもむしろことばの質がアナログというよりディジタルに近いところが似ているのだ。〈コトバをタダの「コトバ」にする〉というのは、ことばから多義性を剥奪するということだろう。ことばの多義性によって成り立つものが詩だとすれば、これは詩の破壊というしかない…