戦国末期の現・埼玉県にあった、周囲を湖に囲まれて浮城とも呼ばれた忍城(おしじょう)。城主・成田長親は、武勇も知勇もないものの、その親しみやすい性格によって、地元農民から「(でく)のぼう様」と親しまれていた。だが天下統一目前の豊臣秀吉は北条氏のいる小田原城を陥落せんと、関東に軍勢を進める。秀吉は寵愛する石田三成を指揮官し、2万3千を超す軍勢で忍城を落とすよう命令。ここに戦いの火蓋が切って落とされた。
映画化より先にノベライズによってベストセラーになった、和田竜の脚本を映画化。
和田竜による小説。
第139回直木賞にノミネート、2009年本屋大賞第2位。
2008年、花咲アキラ作画で漫画化。
2012年映画化。