1931年から1941年*1にかけて「少年倶楽部」に連載された漫画。作者は田河水泡。黒吉という野良犬が軍隊(作中では「猛犬連隊」)に入り、出世するまでの過程を描く。軍国主義を助長するなどの理由で一時期忘却されていたが、1970年代から再評価されるようになった。のらくろは入隊した時は二等兵だが、最終的には大尉にまで出世した。
現在、作者の田河水泡ゆかりの江東区・森下文化センター内に「のらくろ館」があり、記念品やグッズなどが展示されている。
http://homepage3.nifty.com/l-koto/tenji/tenji_norakuro.html
*1:ただし戦後になってからも連載は「丸」誌上で断続的に続き、正式に完結したのは1981年となった。