魔性(ぱるばら&I.L) (黒の手塚治虫シリーズ)作者:手塚 治虫三栄書房Amazon 先日「I・L(アイエル)」の感想上げたばかりだけど、 よく考えたら、こっちに丸々含まれてたよ。 なので、こちらでは「ばるぼら」の方の感想のみ。 こちらは割と首尾一貫している。 ただ前半と後半では、だいぶカラーが違う。 前半は主人公と様々な女達(とはいえむしろ人間は少数派)との 奇妙な恋愛関係を描いた作品達で、短編集としての様相。 ところがターニングポイントとなる第6章「黒い破戒者」を経て、 第7章「狼は鎖もて繋げ」以降は、ばるぼらを巡る長編という様相を示す。 作品としての結構はしっかりしてるので、「I・L…