選ばれる、理由は分かる。 夜馬裕『厭談 祟ノ怪』(竹書房 2020年)の話をさせて下さい。 【概要】 厭な話をさせたら圧巻の迫力! メディアや怪談ライブなどで大活躍中の怪談師・夜馬裕が鮮烈に単著デビュー! 土砂にまみれた奇妙な一室のしょうげきのyらいとは・・・最凶最悪の事故物件奇譚「ばんもんの部屋」、 神隠しのごとく人を飲み込む山に命を練らん我幾重もの恐怖が襲い掛かる「マレビトの塚」、 幼い頃に出遭った怪異が今も闇女の向こうから自信を探し続ける「もういいかい」、 屋敷に伝わる機械な風習の裏に隠されていた驚くべき秘密とは・・・「蔵守りの儀」など21篇を収録。 欝々とした最悪の後味を残す厭怪談の妙…