農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所で開発された栗の品種名。系統「550-40」と品種「丹沢」の交雑実生から育成・選抜されたニホングリである。
渋皮が簡単にむける特長があり、また「丹沢」の子であることから「ぽろたん」と命名された。9月上中旬に収穫される早生品種。実は約30グラム。
果樹研究所のプレスリリースでは、以下のように特徴がまとめられている。
# 焼き栗の渋皮剥皮性が甘栗に使われるチュウゴクグリ並に優れます(表1)。
# 果実は30g程度と大きく、果肉色は黄色で果肉質は粉質、甘味、香気はともに多く、果実品質に優れています。収穫期は、育成地で9月上中旬です。
# 破裂しないように鬼皮にナイフ等で果肉まで達する程度の傷を数本付けた後、電子レンジ(700W)で2分間または、オーブントースター(180℃)で15分間加熱することで簡単に渋皮を除去することができます。
# 渋皮剥皮後は、そのままクリご飯や菓子などの調理に利用できます。
※画像は、果樹研究所プレスリリースページから引用。