年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦は、今も昔も、エカワ珈琲店という屋号で、零細生業パパママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売専門店を細々と営んでいます。 今も昔も生業商売をしているわけですが、2000年前後の頃のエカワ珈琲店は、地域密着型商売でまあまあ繁盛していました。 地域の事業所・オフィスに自家焙煎コーヒー豆を配達する売上と、地域で働いている人や住んでいる人に店舗に来店して自家焙煎コーヒー豆を買ってもらう売上の比率が、ほぼ半分半分で、結構、忙しく働いていたわけです。 でも、競合が存在しなかったのは、その頃まででした。 その後は、毎年のように売上の減少が続き、事業所・オフィス向け自家焙煎コーヒー豆の配達販売…