2022年9月11日、草月会館にて東京北支部研究会が開催されました。 川名哲紀先生を講師にお迎えし、「連花とは何か?」をテーマにご指導いただくという企画です。 「連花(れんか)」とは、三代目・勅使河原宏家元により生み出されたインスタレーションスタイルで、和歌の「連歌(れんが)」のように複数人で催される一種の遊びと言われています。連歌が上句を受けて、別の人が下句を詠むのを基本とするように、連花でもいけ手からいけ手へと感性が伝播していく様が醍醐味です。 ただし最近では草月人であってもこの連花の修練経験がある人はそう多くないでしょう。私自身も大昔に師匠である尾中千草先生からお話を伺ったことがあるだけ…