新江ノ島水族館にて飼育されていた国内最大の雄のミナミゾウアザラシ。名前は美男象と書く。
南米ウルグアイのロボ島出身。95年3月、旧江ノ島水族館にやってきた。
全長4.5m、体重約2t。遠くから見ても大きい体だが、とてもかわいらしい。
新江ノ島水族館のアイドル、シンボルマーク的存在であり、水族館の案内板やグッズにもふんだんに「みなぞう」の絵が使用されている。
定時刻になると、水族館内で「みなぞう」によるコミカルなショー(餌のバケツを自分で小脇に抱える、あかんべーと舌を出す)を見ることができる。幼い子だけでなく大人が見ても楽しい内容になっている。新江ノ島水族館に行く人は必見。
2005年10月4日17:15、11歳で急死した。
3日夜から元気が無くなり、4日朝になっても餌の食いが悪いため、水槽の水を抜いて健康診断を始めようとした矢先だった。5日、献花台が設けられ、7日13時からお別れ会が行われる。
みなぞうの遺体は日本大学生物資源科学部(藤沢市亀井野)獣医学科に運び解剖、10月5日、死因は肺気腫による呼吸不全と発表された。
11月にはみなぞう強化月間が準備されていただけに早過ぎる死(ミナミゾウアザラシは寿命が約20年、4歳くらいで性成熟、10歳くらいで自分のハーレムを形成と言われている)に衝撃は大きい。