いじめられていた亀を助け、助けた亀の背中に乗って、竜宮城へいき、 ごちそうと、美しい乙姫の舞と、お酒と、見たこともないような美しい竜宮の景色の 中で3日間過ごしたうらしまたろうは、すっかり今までの苦しい暮らしや、 日常を忘れ、非日常の世界に、身をゆだね、楽しみます。 3日も経つ頃、うらしまたろうは自ら、元の場所へ帰りたいと乙姫に告げ、 乙姫からおみやげに玉手箱をもらいます。 かつて暮らしていた村に戻ってみると、なんと3日どころか300年の月日が経っており、 誰一人うらしまたろうのことを知っているものはいませんでした。 開けてはいけませんと言われていた玉手箱を開けると、 たちまち老人になってしま…