三菱電機が、発覚した検査不正などを検証する外部委員会の「調査報告書」を公表した。その要約版について確認したが、その内容に驚く。朝日新聞によれば、委員長の山口利昭弁護士が「日本のものづくりへの信頼を揺るがす問題だ」と指摘したという。 こうした報告書においては、問題点を強調して書かれることが常なのだろうが、それにしても指摘内容があまりにも基本的なことを糾弾しており、問題の根深さ、大きさを感じとれる。また、萩生田経産相は「やるべき検査をしていなかったのはあまりにも怠慢」と厳しく指摘し、原因究明や組織改革を進め、信頼回復に取り組むよう求めたという。 三菱電機の検証委、悪質と指摘 「日本のものづくりの信…