懐かしい貴ノ花の食卓を見て 大相撲の初場所はとても面白かった。三月場所も楽しめそうだ。 強い関取を応援するのも楽しいが、どうにか無事に勝ち越してもらえないかという番付の力士を応援するのも力が入る。 手元にある「わが家の夕めし」を見ると、1970年(昭和45年)10月に当時、まだハタチの小結だった初代貴ノ花の食卓の様子が載っている。角界のプリンスといわれたイケメンぶりで、力士の中では細身のほうながら足腰の強さは凄まじく大関になり相撲人気を長く支えた。 「ワシは胃腸が弱いから分量はたくさん食えない」と本の中にもあるように、ごはんをたくさん食べるタイプではなかったらしく、食べる努力はしても、かえって…