図書館で100人以上の予約待ちでようやく順番が回ってきた『わたしの知る花』。 作者は町田そのこさんです。『星を掬う』や『52ヘルツのくじらたち』をすでに読んでいたので期待大。あらすじを引用するとこんな本です。 「あんたは俺から花をもらってくれるのか」。犯罪者だと街で噂されていた老人が、孤独死した。部屋に残っていたのは彼が手ずから咲かせた綺麗な<花>ーー。生前知り合っていた女子高生・安珠は、彼のことを調べるうちに、意外な過去を知ることになる。淡く、薄く、醜くも尊い。様々な花から甦る記憶ーー。これは謎めいた、老人が描く謎めいた、愛おしい人生の物語。 長編小説なのでボリュームはかなりあります。 冒頭…