Never Let Me Go カズオ・イシグロの小説。2005年のブッカー賞最終候補。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
わたしを離さないで
TBSテレビ系で、2016年1月15日から2016年3月18日にかけて放送されたテレビドラマ。
Never Let Me Go
イギリスの田園都市にある私立学校で育ったキャシーは、当時の2人の仲間と再会する。彼らとの仲が再燃すると同時に、過去を思い出すが。 カズオ・イシグロの小説の映画化。
*1:Rated R for some sexuality and nudity.
【配信のお知らせ】1/29(日)24:00はクリスさんと読書会です課題図書は『わたしを離さないで』、何度も延期してしまいすみませんでした…!よろしくお願いします!#知るかコラボ📚https://t.co/lMQq2zUtir🔖https://t.co/KhQRyd9YN4 pic.twitter.com/nsJTyfGTvf — 大浦るかこ🦉あにまーれ (@Rukako_Oura) 2023年1月28日 丸一日使えば読みきれないことはないかと 活字が好きな人は読んで損はない作品だと思います youtu.be 前回は総集編でした
今週の pic.twitter.com/fzNzkN90vT — 獅子王クリス🎄🐙シュガリリ (@ChrisShishio) 2022年12月26日 課題図書は『わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)』 恐らく今までで最長の作品なので早めに読まれることをおすすめします
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「わたしを離さないで」(2010)です。 ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ(「日の名残り」が有名)のSF小説「わたしを離さないで」を映画化した作品です。SFと言ってもあまりSFらしくなく、どちらかと言えば普通の医学ドラマと言ってもいい映画です。 映画は、英国片田舎の寄宿学校ヘールシャムで学んでいる三人の生徒キャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトリー)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)はごく普通の学校生活を送っていた。やがて、ヘールシャムを卒業した三人は自分達の運命、臓器提供のクローン人…
こんにちは 最近、『わたしを離さないで』という小説を読みました。 そして読後、胸にザラッとした感じが残りました。 わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) [ カズオ・イシグロ ]価格:1078円(税込、送料無料) (2022/10/25時点) 楽天で購入 「どこかで、感じたことがあるな」と思ったら、『ウルトラマンタイガ』『娘よ』を観た後にも、似たような感じが残っていました。
今週のやつと昨日上げた動画AI絵師を笑うな https://t.co/wpm1R2OiiW @YouTubeより pic.twitter.com/HpY3cxahYz — 獅子王クリス🎄🐙シュガリリ (@ChrisShishio) 2022年10月24日 課題図書は『わたしを離さないで』ですね 少し長いので自信がなければ早目に読まれるとよいかと わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 作者:カズオ・イシグロ,土屋 政雄 早川書房 Amazon
仕事の行き帰りにちまちまと読んでいてでまだ途中なのですが、大変面白く、興味深かったのでいま感じていることを残しておきたくて書いてます。 舞台は1990年代のイギリスを背景にしたSF、子供達が暮らしているのはとある施設。彼らは「提供者」になるために産まれてきた存在なのか、、、? 読んでいる時に『約束のネバーランド』が脳裏に浮かんでくるのは自分だけじゃないはず。 約ネバは鬼のような化け物に喰われるために生きているのに対して、『わたしを離さないで』の子供達は人間を相手に臓器を提供するために生きている。 どちらも子供を食い物にする話ではあるけど、化け物か人間かという違いでこれほどまでに恐ろしい物語にな…
こんにちは! リサモリです(^∀^) 私は本を読むのが好きです。 編むという言葉には 多くの言葉を集めて本を作る という意味も含まれているように 編み物と本にはどこか 似ているところがある、気がする🧶📚 英語のyarn(編み糸)という単語にも 「物語」という意味があるという! そんな編み編み好きな私が 特に好きな小説を3つ ご紹介したいと思います( ^ω^ )! 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド 村上春樹 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上下)合本版(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 高い塀に囲まれ、森に一角獣…
ありがとうございました…!!!!!!!!登場人物みんな嫌な奴でよかったね!!!!読みやすかったからスナック感覚で地獄が見れてよかった。次は「わたしを離さないで」です!!!!#知るかコラボ pic.twitter.com/6TxOvtNbgb — 獅子王クリス🎄🐙シュガリリ (@ChrisShishio) 2022年8月24日 わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 作者:カズオ・イシグロ,土屋 政雄 早川書房 Amazon カズオ・イシグロの代表作ですね youtu.be 8月の読書会はこちら
『ちびまる子ちゃん』のクラスに藤木という男子がいる。藤木は他のクラスメート達から卑怯者のレッテルを貼られている。なぜ藤木は卑怯者になったのか。詳細は覚えていないが、最初の方のエピソードで藤木が卑怯者になるきっかけがあったように思う。それ以降、まる子のクラスで何か事件があれば最初に藤木が疑われる。全くの冤罪で疑われる場合も多々あり、その度に弁明するのであるが、弁明すること自体が自己保身的と見なされ、「やっぱり藤木は卑怯者」と言われる始末である。気の毒な奴ではあるが、彼はクラスの中での自分の立場をよく弁えている。彼の言動は常に「自分は卑怯者」という原理に則っている。「卑怯者」というキャラに自ら進ん…
私がもし、自分が臓器提供のためにだけに「つくられた」人間だと知ったら、どんなことを感じるだろうか。考えを巡らせていくうちに、この映画に描かれる人物たちが表さんとすることが鮮明化してきたように感じる。 まず、この題材は「親子」に対する究極のアンチテーゼではないだろうか。例えば、虐待や子供を道連れにした自殺など、胸が痛くなるような記事が新聞をめくると目に飛び込んでくる。なぜ親は、時に自分の子供を殺すことが出来るのか。それは親が子供を一種の所有物とみなしているからではないだろうか。子供だけ残されるのはかわいそうだからと、望まぬ、早すぎる死へといざなわれる子供は、まさに生贄である。私が指摘したいことは…
『エクス・マキナ』 原題:Ex Machina 2015年製作/イギリス映画/上映時間:108分/R15+/2016年6月11日日本公開 監督:アレックス・ガーランド 出演:ドーナル・グリーソン アリシア・ヴィキャンデル オスカー・アイザック ほか 『28日後...』、『わたしを離さないで』の脚本家として知られるアレックス・ガーランドが映画初監督を務め、美しい女性の姿をもった人工知能とプログラマーの心理戦を描いたSFスリラーです。 2016年・第88回アカデミー賞において最優秀視覚効果賞を受賞。 あらすじ 検索エンジン世界最大手のブルーブック社に勤めるプログラマーのケイレブ(ドーナル・グリーソ…
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) 作者:カズオ・イシグロ,土屋 政雄 早川書房 Amazon 現代イギリスを代表するノーベル文学賞作家の代表作です。 自然豊かな学園寮の描写から始まっていくので須賀、「何かが違う」雰囲気もまた序盤から漂っています。密な人間関係を育む同級生同士の機微が丁寧に語られつつも、徐々に明かされていく奇怪な世界観に慄かされました。 薄々予感されていた結末は、最終盤にはっきりと明かされることになります。人は皆いつかは死に、それが満足のいく形で訪れるかどうかは全くもって保証の限りではないことはある意味共通しているはずです。それでも、他人の犠牲になることがそもそも運命付…
見た。面白かった。映像は美しく音楽は抑制的で、役者の演技も素敵だと思うが、見終わってたいへん辛い気持ちになれます。 イギリスの小説家カズオイシグロの同名作の映画化のはず。 『わたしを離さないで』(わたしをはなさないで、原題:Never Let Me Go)は、2005年発表のカズオ・イシグロによる長編小説で、同年のブッカー賞最終候補作。 日本の最近の漫画をよく読んでいたら約束のネバーランドの冒頭のイメージと重なりすぎてビビる。インターネットで調べてみたらパクリだなんだと盛り上がっていたようですね。なるほど。 まあどちらかがどちらかの影響は受けているのかもしれない。ただし物語のベクトルは本当に正…
カズオ・イシグロの文学的批評を初めて読んだ。本書では、まだカズオ・イシグロを読んだことのない読者も想定してか、イシグロの各作品ごとに中心的なテーマを取り上げ、一つひとつ批評していく第1部の「作品編」。そして第2部では、各作品に共通する「モチーフ」を取り上げ、掘り下げていく。 なるほど、そう読むのかと思うことしばしば。「充たされざる者」などは内容も混沌としていて、うまく捉えきれなかった。「わたしたちが孤児だったころ」も特に後半は混沌として、どこまでが主人公の経験で、どこからが想像や夢想の世界なのか、わからなく混乱したまま読み終えたような印象が残っている。この2作品についてはもう一度読み直したい。…
私たちはずっとあそこにいた。生まれてからずっと同じ場所で暮らしていた私たちには、何かが過去になるという感覚はまだわからなかった。戻れない場所が、戻れない時があるという感覚がわからなかった。 あの頃の私たちに、思い出と言うべきものはまだひとつもなかった。すべて現在だった。 『無垢なる花たちのためのユートピア』を読んだ。短編集で、表題作の美しさ、見てはいけないようなものを見てしまったけれどもそれが例えようもなく美しくて心惹かれてしまって怖いような、触れたら血が流れそうな残酷な美しさも良かったし、他の短編もそれなりの良さがあったのだけど、最後の短編「卒業の終わり」が傑作すぎた。 『わたしを離さないで…
昭和27年公開の黒澤明監督「生きる」。もう70年以上前の映画。ワタシの黒澤ベストは、娯楽映画に徹した「用心棒」。いわゆる「羅生門」的なアカデミックな類は申告敬遠。「生きる」も同類だったが、年金生活者となり、カズオ・イシグロの脚本でリメイクの事を聞き、東宝映画名画座の無料体験で見た。若い頃、近代美術館フィルムセンターで一度見た記憶があるが、印象はない。年齢を重ねて、再び鑑賞すると胸に迫るものがある。人間の存在を実感。多くの映画評論家は、本作を生と死をテーマとしたヒューマニズム映画と勘違いして、志村 喬がブランコに乗りながら「コンドラの唄」を口ずさむシークエンスを褒めたたえる。完璧な勘違い、と思う…
カズオ・イシグロを特集する『Kotoba』(集英社)にて、インタビューを受けました。聞き手をつとめてくださったのは仲俣暁生さん。編集部がご提案くださったテーマは「文学のふるさと」です。 笑顔の写真が採用されました。我ながら楽しそうだ。 3月下旬、カズオ・イシグロが脚本を手がけた『生きる LIVING』(監督はオリバー・ハーマヌス)が日本全国で公開されるのを記念しての特集。 kotoba.shueisha.co.jp インタビュー収録中は、カズオ・イシグロだけでなく私の作品に対しても深い関心を寄せてくださる仲俣さんからの絶妙な問いかけに、自分自身の話をしすぎてしまっていないか時折心配になったもの…
コロナ禍の影響とかあんまり感じないくらい元来引きこもり気質で、家と最寄りの図書館を往復するような生活を数年していたけど最近は意識して出歩くようにしている。ものを知らなすぎると思ったから。 土曜日は東京五美大の卒業制作展を見に行った。 造形大の川石涼乃さんという人の立体作品が印象に残った。「忘れられた巨人」や「わたしを離さないで」といったカズオ・イシグロのタイトルを彷彿とさせるような風貌の人型の像で、precious time with hug像というキャプションが付いていた。過去の自分や別れた相手など「もう会うことのできない誰かを思い、ハグができる立体」なんだそうだ。クタクタになった安心毛布の…
こんにちは、みやこです。 この間2023年を迎えたと思ったら、もう3月。 あっという間に春が近づいてきました。 春と秋が好きなので、これから暖かくなっていくのが楽しみです。 さて、久しぶりのブログ更新。 本の感想ブログは、今年から2カ月分をまとめて更新しようかと思います。 1月と2月は、小説を4冊、漫画を1冊読みました。 小説 『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ 『うたかた/サンクチュアリ』吉本ばなな 『ハゴロモ』吉本ばなな 『かか』宇佐見りん 『クジラアタマの王様』伊坂幸太郎 漫画 『スキップとローファー(8巻)』高松美咲 小説 『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ カズオ・イシグロが…
「わたしを離さないで」を観た。原作をお読みの方なら原作との違いのなさに驚くかもしれない。つまり、原作と同じように合法的臓器提供のためのクローン体育成のためのヘールシャムという施設での子供達の生活を淡々とr描いているため、映画化の意味合いが薄れているのである。駄作では決してないが、それなら文庫本を一冊書架から出した方がいいとしかいえない。ただ、臓器提供を知りながら生きていく子供が想像じゃなく役者が演じていることが驚きと言えるかもしれない。#白猫独りロードショー Never Let Me Go open.spotify.com ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.hate…
柴田元幸編・訳・註の『英文精読教室』シリーズは全部で6巻出ています。 まずは第一巻の「物語を楽しむ」を手に取ってみました。物語を楽しむ作者:柴田 元幸研究社Amazon 本書は編者選りすぐりの短編小説の原文と邦訳、そして詳しい註釈がつけられているので、辞書なしで最後まで読み通せるという精読書です。 内容はこちらの7作品「幽霊ばなしのためのエンディング」 I.A.アイルランド 「猿の手」 W.W.ジェイコブス 「くじ」 シャーリイ・ジャクスン 「オメラスから歩き去る者たち」 アーシュラ・K・ル=グウィン 「ジャンキーのクリスマス」 ウィリアム・バロウズ 「日の暮れた村」 カズオ・イシグロ 「坑夫…
久しぶりに川沿いの道を歩きました。 青い空。日差しは明るくて、一見温かそうですが油断は禁物です。ピンクのスカート、ピンクのタートルネック・セーター(半袖)。その上にスモーキーグリーンのカーデガン。そしてGジャン。首には赤紫のストール。仕上げに日焼けを警戒してマダムなサングラス。超怪しいおばさんの出来上がりです! 息子に「どう?」と聞いたら「えへへへ」とかわされました。出かける前に息子がいたらいつも私は、自分の出立ちがオッケーかどうか聞いてしまうのですが、まともな答えが返ってきたためしはありません。かといって、ダメ出しされたら変更するかと言われても多分しないので、息子は私の性格をよくわかっている…
『ブラッシュアップライフ』と同い年でドラマクラブ歴30年になる俺が、最終回まで完走した日本ドラマをまとめました。随時更新。 完走できるドラマの基本的な条件は、 「脚本が上手い」 「設定が新しい」 「演出が細かい」 「ユースケ・サンタマリアが怪しい」 「小日向文世が怖い」 「森田剛が悪い」 「石黒賢が濃い」 「木村拓哉がキレる」 「風間俊介が犯人」 「光石研が父」 「大塚寧々が母」 「柄本明が祖父」 「風吹ジュンが祖母」 「比嘉愛未が妻」 「倉科カナが姉」 「多部未華子が真面目」 「石原さとみが早口」 「野間口徹がクズ」 「菅田将暉がサイコ」 「安田顕が優しい」 「松たか子が歌う」 「瑛太がかわ…