Aischylos (紀元前525年〜紀元前456年) 古代ギリシアの三大悲劇詩人の一人。 アテナイの貴族の家柄に生まれる。ペルシア戦争時にはマラトンやサラミスに参戦して、その経験が作品に影響を与えているとされる。 生涯に90編の作品を書いたが、完全な形で現存するのは7編のみ。また、三部作が完全な形で残っているのはオレステア三部作「アガメムノン」「供養する女たち」「慈みの女神たち」のみである。
登場人物 デルポイなるアポロンの社の巫女 アポロン神 ヘルメス神 オレステース 故アガメムノーン王の息子、母クリュタイメーストラーを殺し、狂って諸国を流浪する。 クリュタイメーストラーの亡霊 復讐の女神エリーニュス(後に「慈(めぐ)みの女神」と変る)の群れ アテナ女神 アテナイ最高法廷アレオパゴスに審判をつとめるアテナイ市民たち アテナイの婦人や娘、数名 テキスト ギリシア悲劇全集 (第1巻) 人文書院 Amazon 訳者は呉茂一氏。 原題『Eumenides』(エウメニデス:慈みの女神たち)は、引用した登場人物欄にある通り、もともとは復讐の女神エリーニュスで、コロスとして登場する。コロスが題…
登場人物 オレステース アルゴス王亡アガメムノーンの息子。 ピュラデース オレステースの従兄で親友。 合唱隊(コロス) 王妃に仕える侍女たちから成る。 エーレクトラー アガメムノーンの娘でオレステースの姉。 従僕 王妃の召使。 クリュタイメーストラー 亡アガメムノーン王の妃。 オレステースの乳母 アイギストス 王妃の愛人、共謀して王を殺した者。 アイギストスの従僕 訳者は呉茂一。テキストはひきつづきこちら。 ギリシア悲劇全集 (第1巻) 人文書院 Amazon 原題のchoephoroiは、「コエー」を運ぶ者たち、という意味で、劇内のコロスをさしている。コエーとは『これはだいたい、酒を混えない…
テキストは引き続き人文書院ギリシア悲劇全集 第1巻 アイスキュロス篇より。訳者は呉茂一。 登場人物と前置き 物見の男 コロス アルゴスの長老(おとな)たちより成る。 報せの使い クリュタイメーストラー アルゴスの王妃。 タルテュビオス 伝令使。 アガメムノーン アルゴスの王。 カサンドラー トロイアの王女。いまは俘虜(ふりょ)としてアガメムノーンに侍する。 アイギストス 王の従弟で王妃の情人。 場所 アルゴス城王宮の前、奥の扉口にはいくつかの神像、その前に祭壇をしつらえ、下って会議の場席。時は晩秋の夜明け前。 オレステイア三部作を読むためには、タンタロスの呪われた家系について基本知識を仕入れて…
登場人物および前置き 訳者は久保正彰氏。 「ギリシア悲劇を読む」と題してブログ記事を書き殴るこのシリーズにおいて、われわれがテキストに選んだ、人文書院のギリシア悲劇全集 第1巻 アイスキュロス篇の二作目におさめされているのは、『ペルシアの人々』だ。 現存するギリシア悲劇のうち最古のもの。ペルシア戦争中のサラミスの海戦をあつかった作品で、神話・伝説世界でなく現実現在に起こった出来事をあつかっている点でギリシア悲劇にはめずらしいと同時に、アイスキュロス自身がこの海戦に参加していたという。(歴史的事実の概略は、Wikipedia大先生の関連項目、ペルシア戦争、サラミスの海戦、アケメネス朝ペルシア な…
前回(ギリシア悲劇を読む、の序章にして、アイスキュロス篇の序章)を踏まえて、いよいよギリシア悲劇を読む。例によって、人文書院のギリシア悲劇全集 第1巻 アイスキュロス篇から、登場人物を書き写してみよう。 ・登場人物 権力(クラトス)と暴力(ビアー) 擬人化された神格、世界の主神たるゼウスの部下(但し後者は無言) ヘーパイストス 火と鍛冶の神、ゼウスの息子。 プロメーテウス 自然神ティターンの一族なる巨人神、人類に火を与えたため、いま罰せられようとする。 合唱隊(コロス) オーケアノスの娘たち、海のニンフで白衣をまとう。 オーケアノス 世界をめぐる大河、また海洋の主。ティターンの一族で、プロメー…
「ぎりしあへ行きたしと思へど ぎりしあはあまりに遠し せめては古い巻をくりて きままなる読書の旅にいでてみん」 というわけで、本当にはギリシアにさほど行きたいとも思っていないけれども、悲劇を読み直して、ブログ更新のかたがた記録を残そうと思いたった私だ。 手元に人文書院発行のギリシア悲劇全集第一巻がある。 ギリシア悲劇全集 (第1巻) 人文書院 Amazon アイスキュロス篇にはいる前に、ギリシア悲劇についての解説というか紹介をした文章があって、その中に、高津春繁氏が『ギリシア悲劇の構造と上演形式』というタイトルで、村田数之亮氏が『ギリシア劇場と服装』というタイトルでそれぞれ書いている。 これら…
悪の華Les Fleurs du mal (1861) 憂鬱と理想SPLEEN ET IDÉAL 18. 理想XVIII L’IDÉAL 訳注 悪の華Les Fleurs du mal (1861) Charles(シャルル) Baudelaire(ボードレール)/萩原 學(訳) 憂鬱と理想SPLEEN ET IDÉAL www.youtube.com www.youtube.com bohemegalante.com kimihikohiraoka.hatenablog.com kimihikohiraoka.hatenablog.com 18. 理想XVIII L’IDÉAL 藝術詩群ソネ…
筑摩世界文学大系の第64巻は、古代文学集である。 時代は古代として、地域はどこに焦点が当てられているかというと、ギリシア・ローマだ。 もっとも、こう言ってまず想起されるであろうホメロスは第1巻に収録されており、続く第2巻はギリシア・ローマ古典劇集としてアイスキュロス、ソポクレス、アリストパネスなどの作品を収めている。 その上で敢えて古代文学集なる巻を設けたのは、世界文学大系の名に恥じぬ叢書とすべく、現在――特に我が国では――あまり知られてはいないこの時代・地域の小説と小詩をも紹介しようとの意図に基づくに違いない。 実際これは、他に中世文学集、近代劇集・小説集さらに現代小説集・劇集が設けられ、主…
発火すれば燃え広がる アメリカのサミュエル・フィンリー・ブリース・モールス(1791年生まれ)は電報で妻の危篤を知り、急いで駆け付けますが 到着した時はすでに埋葬されていたそうです モールスはこれを非常に悲しみ 後に電信機を発明し、モールス符号を作ります 当時は遠方の相手に知らせる最速の手段は 早馬による電報だったのです これにより早い長距離の伝達が可能になりました 人間の WILL=意志 想い 志 の力には素晴らしいものがあります そのWILLには 何かしらのきっかけ=発火点 があるようです これは人からの指示や命令からは生まれません あくまでも心の中で発火したものが燃え広がる感じです WI…