1991年、3000mを越えるアルプス山脈のオーストリア国境に近いイタリア側のエッツィ渓谷で溶けた氷河から5300年前の新石器時代のミイラ(愛称:アイスマンまたはエッツイ)が発見されました。 そして、イタリア北部のボルツアーノの南チロル考古学博物館に完全な姿を残す人類のミイラとしては最古のものとして保管され、研究されています。 2007年5月アイスマンが背後から矢で射られて死んだという説を裏付ける論文が発表され話題になっているとNational Geographic日本版2007年7月号に載っていました。 これまで、体内から検出された微量の古代の花粉からアイスマンが森を駆け抜けて近くの山に入り…